13:気になる漫画シリーズ~ 茂木清香さんの『青の母』
ブログって書くことが大事だと思うの。
と。
突然謎の宣言をしてみる。
いやーーー書きたいことはたくさんあるんですけどね。
それこそ大好きな三浦建太郎さんの『ベルセルク』の話とか、田村由美さんの『BASARA』と『7SEEDS』の話とか。
でもさでもさ。感想とか考察を書くなら、ちゃんと読み返したいのよね!
そしてイラストもつけたいのよね!(←下手の横好き)
でもここんとこ、忙しかったり、家のパソコン(DELL助って名前つけてます)が調子悪かったりして、どーもね。
なので、感想や考察以外のこともちまちま書いていこうと思います!
この間Yahoo!のブックストアで試し読みしたやつがめちゃんこ面白かった!
のでご紹介。
茂木清香さんの『青の母』です。
まずはあらすじ。
主人公の絲子は、子供の頃母に殺されかけた。無理心中をしようとしたのである。
電車に飛び込んだ母と絲子だったが、幸いにも絲子は足を怪我しただけで助かった。
しかし、母は、絲子の目の前でグチャグチャになって死んだ。微かに笑みを浮かべて。
そんな過去をもつ絲子だったが、施設で知り合った冬弥と結婚することになる。
冬弥の生まれ故郷の水籠村で結婚式を挙げる事になったのだが
その村は、人形にまつわる古くからのしきたりがあり、結婚式もまた独特な様相のものだった。
そして結婚式の最中に、「ドブメ」と呼ばれる怪物が現れ、冬弥に襲いかかった。
意識を失った絲子が目を覚ますと、絲子の身体は人形になってしまっており…。
と、まぁ、こんな感じ。ホラーですかね。
この茂木清香さんさぁ…最初に読んだのは『pupa』だったんですが…
ちょっと頭オカシイ人なんじゃないかと思う。
これ、褒めてます。念のため(笑)
岡部閏さんの『世界鬼』とか藤本タツキさんの『ファイアパンチ』とか
小説だと村田沙耶香さんの作品(っていっても短編しか読んだことない)とか
私が好きで素晴らしいなーって思う作品って
ちょっと頭のネジ外れてんじゃねーか?って話が結構ある。
まぁ、この『青の母』は、そこまでネジが外れた感じの作品ではないけど。
茂木清香さんの作品って、女性の描き方がすごいと思う。
何ていうか…『スイッチウィッチ』を読んだときにすごく感じたのですが
少女性や女性像ってものがすごく神聖でありながら、生々しい。
一見清らかそうな美しさが、ものすごく蒸れた臭いを発して主張してくるような…
伝わんねーだろうなー、このカンジ(笑)
人形の身体になってしまった絲子と、ドブメの対比がハンパない。
これまでの茂木清香さんの作品にある、生々しい女性像は全てドブメに集約されてる気がする。
そして、それと比較したときの絲子の清らかさったら…。
絲子は成熟した女性で、人形の身体もそれに準じたものになってるけど
少女球体関節人形のような、ピンと張り詰めた美しさがあるのだ。
1巻しか読んでないから、青の母が何なのか、ドブメとはなんなのか、絲子はなぜ人形になってしまったのか、とか
謎だらけなのですが、とにかく続きが気になる作品です!