ひとり漫画研究会

年に1,000冊くらい漫画読んでるサラリーウーマンが漫画について語りたいことを書くだけのブログです。

02:マンガ大賞本命はやっぱりこれ!

前回の記事 で

 

satomi-manga-hon.hatenablog.com

 

 

メイドインアビス』に大賞を!!!

 

なぁぁぁんて言ってたワタクシでごぜーますがね。

 

(´-`).。oO(結構厳しんじゃないかなー…) 

 

(´-`).。oO(やっぱりねぇ、大御所がいるもんねぇ…)

 

マンガ大賞の本命、やっぱりこれですかね。。。

 

 

どーん!『ダンジョン飯』!!

2017年は3位、2016年は2位…そろそろ1位来るんじゃない!?

新刊が出れば、書店でも平積み、Amazonでも上位にランキング。

発売当初から結構な話題でしたよね。

 

ダンジョン飯』の功績は、この作品自体の人気のみならず、他の作品に与えた影響の大きさだと思う。

 

これはものすごーーーーく個人的な見解だけど…

ダンジョン飯』は「食べる系漫画」と「ファンタジー漫画」に新しい作風を呼び込んだと思っています。

 

まずは「食べる系漫画」への影響について。

 

ダンジョン飯』が売れる前から「食べる系マンガ」の人気はすごかったわけ。

花のズボラ飯』、『甘々と稲妻』、『孤独のグルメ』、『深夜食堂』、『ラーメン大好き小泉さん』…エトセトラエトセトラ!

 

でもこの『ダンジョン飯』を皮切りに、ちょっとラインナップが変わってきたと思うのです。

「ファンタジー」と「食」が融合した作品が、増えてきたと思いません?

もちろん、『ダンジョン飯』がヒットする前からありましたよ?それこそ『トリコ』とかそうだし。

でも『異世界食堂』に『空挺ドラゴンズ』、あと読んだことないけど『エルフさんは痩せられない』とか。

ダンジョン飯』のヒット以降、書店でもよく見かけるようになりました。

 

個々の作品の魅力が一番の要因だとは思うけど、『ダンジョン飯』がアレだけヒットしたからこそ、ファンタジー×食のマンガや小説が受け入れられるようになったのでは?と思っている。

 

 

続いて「ファンタジー漫画」への影響について。

ダンジョン飯』の作者、九井諒子さんの短編集を読むとよく分かると思うけど

あの人のファンタジーの描き方は独特。

なんというか…

 

ファンタジーの世界観を現実レベルに置き換えているのに、それでもなおファンタジー!!!!

 

…よくわかんないっすね。

自分で言っててもわからんわ。

 

話変わるんですが、私、『ガリバー旅行記』読んだんですよ、もう何年も前。

あの有名な、小人の国に行ったガリバーさんですね。

そんで、すっごいうろ覚えなんですがね、作中でガリバーさんのトイレ事情が書かれてたんですね。

小人の国ですから、ガリバーさんの排泄物って大問題なわけですよ。もう、とにかく量がヤバイ。

で、仕方なく海に入って沖の方まで行って用を足してたとか、かんとか。

そんなことが書かれてた気がする(うろ覚え)。

 

そんなトイレ事情、いらなくね!?

ファンタジーなんだし、そこは適当にごまかして済ませちゃえばよくね!?

 

って思ったんだけど、なんかこのトイレ事情が妙にリアルでねぇ。

私が小人の国に行ったら、トイレどうしようとか、考えちゃった。

小人の国とかありえないんだけど、本当にあるような気がしてきてしまったのよねぇ。

 

九井諒子さんの作品ってそんな感じ。

ファンタジーの世界に現実のエッセンスをぶっこんでくる。

ある意味、ファンタジーとしては邪道なのかもしれない。

でも、それがなんか妙にリアルで面白い。

 

そして最近。ちょっとこれまでの視点とは異なるファンタジー漫画が増えてきたなぁって思うんですよ。

騎士が平穏な余生を送ろうとしたら、なんか変な魔法少女が現れてどうしよう!ってなる『IT’S MY LIFE』とか

女騎士が魔物たちから経理を教わって、人間世界で大活躍する『女騎士、経理になる。』とか

あと読んだことないけど『転生したらスライムだった件』とか。

多分他にもいっぱいあると思う。

 

ま。『ダンジョン飯』のヒット関係なく、こういったブームは起きていたかもしれませんがね。

でも私は、全くの無関係だとはどーしても思えないんですね。

 

はぁぁぁぁぁ。やっぱり本命は『ダンジョン飯』ですかねぇ。。。

でも、もう色んな所で賞獲ってるしさぁ。。。

そろそろ後進に道を譲っていただきたい!

 

f:id:satomi_manga_hon:20180203160542j:plain


余談だけど、マルシルの可愛さはホントに異常。