ひとり漫画研究会

年に1,000冊くらい漫画読んでるサラリーウーマンが漫画について語りたいことを書くだけのブログです。

06:マンガ大賞…大穴の青春アニマルライフ

マンガ大賞シリーズ…シリーズ?第3段です。

 

大賞予想トトカルチョ
大本命は『ダンジョン飯

 

satomi-manga-hon.hatenablog.com


個人的な希望としては『メイドインアピス』

 

satomi-manga-hon.hatenablog.com

 

 

でも、もしかして、大穴でこれが来るんじゃないの…?
と思っているのがこの作品。

 

板垣巴留さんの『BEASTARS』!!!

 

 

 

すみません、私これ、試し読みで1巻読んだだけなんです。
なので語るほど、情報がない。

 

でも、大賞の可能性、結構あるんじゃないの?って思ってる
てゆーか『メイドインアビス』より可能性あるかもしれない…畜生!

 

 


(´-`).。oO(BEASTARSだけに畜生なの?)
(´-`).。oO(・・・・・)


(´-`).。oO(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 


さて。

なぜ私が『BEASTARS』に大賞の可能性を感じているのか。

 

広告の露出が多いんですよ!!!!

一時より減った気はするけども、めっちゃ多い。

 

こーゆーヤツ。

 

 

作者、板垣巴留さんのTwitterより。

 

この手の広告があまりに目につくものだからねー、思わず試し読みしてしまったのよね。

広告がされるってことは、漫画配信サイトで優良コンテンツだと思われているということ。

そして私のように、その広告に惹かれて読む人が大勢いるだろうということ。

 

BEASTARS』は、去年まで一次候補にすら入っていなかった作品ですが

その点は昨年大賞を獲った柳本光晴さんの『響~小説家になる方法~』も大体同じ。

 

だから、大賞の可能性、あると思うんですよねぇ。

 

 

で。今回このブログを書くにあたって改めて読んでみました。

 

舞台は現代のヨーロッパのような雰囲気の場所。

そこは肉食獣と草食獣が一緒に文明を築いている世界で、彼らは普通に一緒に暮らしている。


主人公の狼のレゴシが通う学校も「共学」である。
一緒に授業を受け、一緒に部活をする。
でも寮は別々、食事のメニューも別々(当たり前だ)。
ちなみに「肉食」は厳禁なのだそう。
だからレゴシ達肉食獣が食べるのは豆とか卵とかのタンパク質。

 

そして、悲しいことだけど差別がある。
まぁそりゃーね、そうよね。違う生物同士が暮らすんだもの。しかも、片方は捕食動物なのだ。
なにか事件があれば、肉食動物が疑われたりする。

 

そんな世界で暮らす狼のレゴシは、恋?をする。
相手はうさぎのハルだ。

 

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でも、これって恋なの?食欲なの?どっち?

それがすっごい大問題。

 

 

この話のベースって結局、よくあるタイプの「異なるコミュニティに属する者の恋」なわけよね。
神と人だったり、異世界のもの同士だったり、人種が違う者だったり、身分が違うものだったり。

 

でもこのタイプの話って、どちらかが社会通念や、コミュニティを捨てることで一緒になれるわけよね。


この場合はぜんぜん違う。「捕食者」と「被捕食者」だもの。
その間にある溝はあまりに深い。

 

レゴシはハルに強烈な食欲と破壊欲を感じてしまう。
そのことをひどく恥じる姿は、なんだか性欲を恥じる思春期の少年のようなのだけど
とても微笑ましいとは言えない。
本能に訴える恐ろしさがある。

 

またこのレゴシってキャラがいいのよねぇ。
見た目怖くて、何考えてるかちょっとわかんないんだけど
実はすごく不器用で繊細で優しい。
イケメンキャラだよねぇ。

 

前々から気になってる作品だから、続きを読んでみたいなー。